San Criatobal

サンクリストバル。標高約2100m、高地の山に囲まれた盆地に位置する街です。この地域には何千年も前からマヤ族の人々が暮らしていたそうで、今もその末裔の方々が暮らしておられます。この街は観光地化もされていて、多くの観光客用にカフェやレストランも充実していました。街に出ると、観光客に交えて行き交う先住民の方々。今でも伝統的な衣装を着て、民芸品やメキシカン雑貨を売り歩いておられました。(売り子さんは女性と子供のみ。小さな体で暑い中、何時間もモノを歩いて売る母と子供。何と忍耐強いことでしょう。)彼らは今でもモノに魂が宿ることを信じていて、写真を撮られると魂が吸い取られるという考えを持っているそうです。昔の日本人の考え方、信仰心に酷似していますね。ですので、写真は後ろから、街の風景と一緒に2、3枚だけ。写真蘭にアップしています。教会前や街の中心にあるマーケットは、オアハカで見たものと似たような感じ。日本でも以前少し流行った身代わり人形やドリームキャッチャー、お守りになるような天然石など、先住民の方の信仰心に通ずる雑貨が多く見られました。屋台ではタコスやタマレス(トウモロコシの粉の生地、マサをラードで丸め、中に味付けしたチキンなどの具を入れ、トウモロコシの皮で包んで蒸した軽食)を食べ歩きしました。街の中心からやや奥の方に入っていくと、ほぼ現地の方しか買い物に来ないと思われるマーケットに行き着きました。ここはちょっとディープな感じでした。生きてる鳥を売り買いしたり、肉屋さんでも切り落とされた頭や手足がそのまま並べられていたり。東南アジアなんかもこんな感じなのかな。まだまだ知らない世界がたくさんありそうです。さて、さすが標高が高い盆地なだけはあります。昼間あんなに暑かったのに日が沈むと急に肌寒くなってきました。サンドロと色違いの手編みのセーターを買って、そろそろ帰ろうかと思っていると、通りにぞろぞろと行列が。みこしの様なものに担がれたイエス。音楽はなし。みんな暗い色の衣装にロウソクを灯して無言で歩いていました。かなり暗い雰囲気。お葬式より暗い。あとから調べてみると、ちょうどイースターの聖金曜日当たる日で、受難の日だったそうです。これはイエスが十字架にかけられた日。だから暗い行列だったんだ。スペイン語圏のイースターはセマナサンタと呼ばれ、カトリック教の多いメキシコでは国で最も重要な宗教的伝統のひとつだそうです。スイスでのイースターはウサギとたまごのデコレーションで、お花がたくさんあったり、ウサギ型のパンやチョコレートがあったりと、子供うけもする可愛いらしいイメージだったので、イースターと一口に言えどもこの違いに驚きでした。この後の日曜日にはイエスの復活を祝う日が来るそうで、きっと復活祭は華やかなんだろうと思われます。

 

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